Oculus Rift の感想

Oculus Rift を貰ったので、トラブルや感心したところなどを自分用にまとめたいと思います。あと、新しいWordpressエディタの練習

Oculus Rift の環境構築について

HDMIが足りない!

ヘッドセットはHDMIを1つ、USB3.0を1つ、左右のセンサーにUSB2.0を2つ必要なのですが、HDMIをメインディスプレイに使っていて、空きがありませんでした。

ディスプレイと接続しているグラフィックボード(グラボ)はGTX1070なのですが、HDMI端子が1つ、DisplayPort(DP)端子が3つ、DVI端子が1つというものでした。

これに対して、現在利用中のディスプレイは2つあって、古い方はDVI端子かD-sub端子しか使えないのが1つ、新しい方(10年前)のがHDMI端子かDVI端子じゃないとダメというものでした。

つまり、HDMI端子とDVI端子はディスプレイで使うので、ヘッドセット用のHDMI端子が足りないのがまず大きな問題でした。

これを解決するために、DP端子とHDMI端子を変換する機器(変換ケーブル)を購入することになりました。

そしてまだ問題があって、変換ケーブルでヘッドセットのHDMIをDPに変えてグラボにつなぎましたが、ヘッドセットに何も映りませんでした。

どうやらヘッドセットのHDMIはグラボに直接つながないとダメなようです。

なので、結局、HDMIを占有していたディスプレイを変換ケーブルでDPとして接続するようにしました。

センサーの配置に四苦八苦

Oculus Rift を使えるようにするには、専用のソフトウェア(公式でダウンロードできる)を使って、そのソフトのマニュアル通りに設定する必要があります。

その中で、2つあるセンサーの設定がかなり時間がかかりました。

まず、センサー間の距離が1m以上ないとダメという部分で嵌りました。

自分の作業机は横幅が120cmあるんですが、そこの中央にメインディスプレイ、その左横にやや斜めにサブディスプレイを置いていました。

最初は、サブディスプレイを少し左に寄せて、メインディスプレイの両端にセンサーを置いて設定が上手く行くのでは、と甘い期待をしていたのですが、どうやっても距離が近すぎるというエラーが出てダメでした。

なので、机(120cm)の左端と右端にセンサーを置いて、Oculus Rift を使う時だけ、メインディスプレイを右に寄せて、サブディスプレイをセンサーの邪魔にならないように奥に寄せて配置するようにしました。

これでセンサーの距離の問題は解決しました。

次に、プレイエリアの距離、つまり、センサーとコントローラーが近すぎるという問題が発生しました。

センサーは机の左奥と右奥に置いて、机の前の椅子をどけて、その位置に立って設定していました。

センサーと立ち位置の直線距離はおおよそ150cmぐらいで、自分では十分離れている感じでしたが、2mぐらいは離れないといけないようです。

なので、椅子の後ろの物をさらにどけて場所を広げる必要がありました。

横幅に関してはエラーが出なかったので、横は120cmほどでもいいみたいです。

そして重要なのが、センサーの中央に立たないといけないという部分で、2つのセンサーが立っている場所から見て、左右対称に置かれてないといけないというのが地味に面倒でした。

例えば、左のセンサーだけ机から左に離れた場所に置くとすると、その分、左右のセンサーの中心位置、つまり立ち位置も左にずれてしまいます。

なので左右のセンサー間が1m用意できなかった場合、左と右を均等に離さないと、立ち位置、プレイエリアが面倒なことになるということです。

メガネを何とかヘッドセットに入れる

ヘッドセット系機器とメガネの相性はいつも悪いです。

Oculus Rift を使うときに一番心配したのは、メガネを着用したままヘッドセットをかぶれるか、という部分でした。

結論から言えば、かぶれました!やったぜ!

ヘッドセットをかぶるには、まずヘッドセット左右のバンド(バリバリっとはがせるやつ)を外します。

これで前後にかなり大きな空きを作れるので、メガネかけたまま、メガネをかぶるときに無理やり筒の中にねじ込みます。

かなり強引にねじ込むので、ヘッドセットを外すときはメガネも取れてしまいます。

ヘッドセットのような、かぶる系の機器はメガネのことを考えてくれないので、Oculus の開発者さん、是非、ヘッドセットが大きくなっても構わないので、メガネがすっぽり嵌るようなヘッドセットを開発してください。お願いします。

Oculus Rift で実際遊んでみて

コントローラーの電池パックが何気にすごい

電池入れるところすごくないですか?!ここに特許持ってそう。

磁石なのか分かりませんが、フタを閉めるとき、フタを接合部に近づけると、吸いつけられるように閉まります。

これがすごく快感で、おお!ってなりました。(こんなので感動する人少なさそうw)

コントローラーのセンサーがすごい

プレイしているとき、最初は気付かなかったんですが、これ、ボタン各種に接触センサーが付いていて、触れているだけでワンアクション増えているんですね。

これは今までの日本のゲーム機には無かった部分だと思います。

AボタンやBボタンを押す、押さないだけでなく、「触れている」という状態がこのコントローラーにはあります。

この「触れている」を使うことで、指差しというアクションで、トリガーを触れて(トリガーボタン押すわけではない)離すという動作を初めて体験しました。

これは新しい!タッチセンサーの時代ならではですね。

思ったより映像が粗い

実際に見えている空間の画像解像度の低さが気になりました。

もちろん、字が読めないほど酷いものではなかったですが、現実世界と勘違いするなんてことは無いなってほど映し出されている映像の粗さが目立ちました。

この問題は、新しい製品のスペック向上でいずれ解決するのではと思います。

4K(片目)ぐらいになると目に見えて画質が向上するのではないかと。

ただ、そうなると要求されるパソコンのスペックもお高くなりそうな予感はひしひしとします。技術的には5年後って感じですね。

没入感はやっぱりすごい、あと最初音がでかい

よくVRはやってもらわないと理解してもらえないって言われます。

これは自分でも体験してみて「確かにこの没入感、説明が難しい」と感じました。

最初の最初、操作説明の空間でさえ、ワクワクするというか、全く体験したことの無い感覚、例えるなら、初めて宇宙旅行で無重力空間を体験した(私はしたことないですが)みたいな、そんな味わったことの無い映像の錯覚?を覚えました。

映画館で3Dメガネを使って、映像が飛び出てくるみたいなのありますよね。

あれよりもっとすごい。ヘッドセットをかぶったまま、足をぶつけたりするのも分かる気がします。それくらい現実空間を意識しなくなりますね。

チュートリアル?のロボットと遊ぶ部屋が面白かった

操作説明の空間を抜けると、色々な機械が置かれたラボみたいな空間に移動します。

これがまた凄かった。

ハリウッド映画でCGのみで作った映画とかありますよね、ああいう映画の中に入り込んだような、ごちゃごちゃと物が置かれているラボらしい部屋の空気感が良かったですね。

そしてその空間では、チュートリアルだと思いますが、ガイダンスのような指示は一切ありません。自由に触ってください的な空間になっています。

そこでジェスチャーで伝えてくるロボットと遊びながら、手を振るアクションや、物を押すアクション、物をつかむアクションなどを学ぶ形式になっていました。かなり面白かったですね。

ホーム空間が謎だらけ、あと立ってるのが辛くなりはじめる

ラボ空間が終わると、ホーム空間、つまりこっから自由という場所に移動します。

そこでは、おしゃれなホテルの一室みたいな広い空間で、スティックを使って自分(仮想空間上の座標)を移動させることが出来るようになります。

ただ、この空間で操作説明はほぼないので、手探り状態なのがちょっと不親切だなと感じました。

コントローラーのメニューボタンや Oculus ボタンを押したりして、空間に出てくるメニューバーみたいなのを色々触っている内に時間が経っていきました。

自分はゲーム的操作知識を持っているので、そんなに抵抗は無かったですが、パソコンゲームや家庭用ゲームを遊んだことの無い人にはかなり難解なUIだと思います。

もう少し、軽くでいいので、何をすればいいのか、何ができるのかなどを説明しても良かったかなと思います。

ヘッドセットから伸びるケーブルが気になる

VR空間でコントローラーを振り回していると、ヘッドセットのケーブルによく引っかかって折角の没入感が損なわれている気がします。

あとケーブルの長さが少し短いですね。もうあと1mくらい余裕が欲しい。

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